【連載コラムvol.7】マッサージ師に1日同行してみた(前編)
こんにちは。
前髪を切りすぎたあーみんです。
夏なので許してください。
レイス治療院では、400名近くのマッサージ師が日々、ご利用者様のお宅や施設に訪問し、マッサージや機能訓練を行っています。治療家として第一線で活躍するマッサージ師ですが、どのような一日を送っているのでしょうか。
「どんな症状をお持ちの方を担当しているの?」
「1日に何名の方に施術を行っているの?」
「施術以外にどんな業務を行っているの?」
そんな疑問にお答えするために、今回はマッサージ師に1日同行してみたいと思います。
今回、密着させていただくのは、レイス治療院 神戸東店で働く樋上先生です。
名前:樋上 耕平(ひかみ こうへい)
在籍:レイス治療院 神戸東店(https://leis.jp/hyogo/kobe-higashi/)
職種:あん摩マッサージ指圧師
レイス治療院入社年:2012年
免許取得年:2001年
趣味:筋トレ、囲碁
自称筋トレバカ。高齢者向けのマッサージには全く必要のないほどの筋肉を身にまといながら、日々施術を行っている。しかし、施術は非常に繊細で、介護・医療の知識も豊富に兼ね備えるため、多くの方のお悩みを解決へと導いている。
「こんにちは!今日は一日同行させていただきますので、よろしくお願いします。」
「お手柔らかにお願いします。」
「樋上先生の普段の施術を拝見したいので、いつも通りでお願いしますね。」
「いつも通りにしたいところですが、実は昨日移動手段として使っているバイクがパンクしてしまったので、今日は電車と徒歩で訪問したいと思います。それと、ご利用者様のプライバシーを確保するため、お宅での撮影は差し控えていただくようお願いします。」
「わかりました!」
「それと、今日は施術が少なめなので、空いた時間にオーナーと合流して、関係者に報告書を持っていく予定です。」
「はい!」
樋上先生の本日のスケジュール
[午前]
10:00~ 施術①
11:10~ 施術②
[午後]
12:00~ お昼(オーナーと合流)
13:00~ ご利用者様の主治医に訪問(オーナー同行)
14:00~ 施術③
14:40~ 施術④
15:30~ 施術⑤
16:40~ 施術⑥
17:30~ 介護事業所に施術報告書を提出(オーナー同行)
「では早速ですが、10:.00から施術の方がいらっしゃるので移動しましょう。」
「はい!」
「本日、一人目のご利用者様は50代と比較的若い方ですが、くも膜下出血で倒れられて、現在はご自宅で療養中です。」
「50代の方ですかぁ、お若いですね。この方にはどんな施術をされているのですか?」
「筋麻痺があるので、施術はマッサージとROM訓練、抵抗運動、ストレッチなどを主にしていますね。マッサージを利用し始めた当初は、関節の動きがぎこちなかったのですが、最近は大分安定感が出てきています。」
「そうなんですかぁ。ちなみに、安定感が出てきているってどうやってわかるんですか?」
「この手で触れば大体のことは分かりますよ。では、行きましょう。」
「はっ、はい!(何かすごいドヤ感があったな)」
(お宅訪問&施術開始)
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(施術終了)
「さきほどのご利用者様、すごく熱心に機能訓練されていましたね。」
「そうなんですよ。まだお若いというのもありますが、早く体を治して職場に復帰したいという強い意志を持たれているので、すごく意欲的に取り組んでいただいています。」
「続いて電車での移動になります。いつもはバイクでの移動ですが、今日は電車で時間がないので急いでください。」
「はっ、はい!」
移動中、樋上先生に色々と質問してみました。
「樋上先生は、なんでマッサージ師になったんですか?」
「もともと体のツボに興味があって、詳しく知りたいと思ったので、20代後半から専門学校に通い始めました。」
「ツボに興味があったんですね。」
「それと、慰安的な施術ではなく、医療的な施術をしたかったので、整体師やセラピストではなく国家資格であるあん摩マッサージ指圧師を選びました。」
「そうなんですね。
以前から少し気になっていたのですが、樋上先生ってすごく体格がいいですよね。やはり、毎日マッサージを提供するには、そのくらいの筋力が必要なんですか?」
「いえいえ、レイス治療院で行う施術は、ご高齢の方向けのマッサージや機能訓練なので、筋力は人並み程度あれば充分です。私は筋トレが趣味なので、たまたま体格が良いだけです。
実は昔、ボディービルの大会に出たこともあるんですよ。」
「えっ!?ボ、ボディービルですか!?」
「そうです、ボディービルです。写真見ます?」
「えっ!?写真あるんですか?樋上先生、見せびらかす気満々じゃないですか(笑)」
「これです。」
「えーーーー!
これ、樋上先生ですか!!合成写真ですよね?」
「合成じゃなく本物です。これに出場したのは2012年だから、今から5年くらい前ですかね。」
「ムキムキすぎて直視できないです!いや~衝撃的過ぎて、頭の中が真っ白です!ちょっと深呼吸させてください。」
「びっくりされている様子ですね。」
「ビックリなんてレベルじゃないですよ!体つきはガッチリされている印象はありましたが、ここまでとは夢にも思っていませんでした!」
「さぁ続いてのご利用者様は、右半身に麻痺のある方で、利用し始めて半年くらい経つ方です。」
「はい。(さっきの写真が衝撃的過ぎて、頭に情報が入ってこない…。)」
(お宅訪問&施術開始)
↓
↓
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↓
↓
(施術終了)
「今の方、機嫌が悪そうに感じたんですが、大丈夫でした?」
「昔ながらの亭主関白型の方なので少々口は悪いですが、根はすごくいい方ですよ。」
「そうなんですね。私に向かって『お前、誰やねん!』っていきなり言われたので、ちょっとビックリしました。」
「大丈夫、大丈夫。それは、あの方なりのコミュニケーションです。」
「それならよかったです。」
「では、今日は富岡オーナーとお昼ご飯を食べる約束をしているので、今からそこに向かってお昼にでもしましょうか。」
「お腹すきました~!」
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富岡オーナーと合流!
名前:富岡 光子(とみおか みつこ)
在籍:レイス治療院 神戸東店(https://leis.jp/hyogo/kobe-higashi/)
役職:オーナー
レイス治療院加盟年:2006年
趣味:映画鑑賞(洋画)、旅行
治療院経営とセラピストを同時にこなすバイタリティー溢れる女性オーナー。「心が元気になれば全てが良い方向へ動き出す」という考えのもと、多くのご利用者様に笑顔の花を咲かせている。
樋上先生のマッチョ写真を見た後で、ハンバーガーを食べるのはやや抵抗がありましたが、3人で仲良くテラスでハンバーガーを食べました。
95%以上は樋上先生のマシンガントークでした(笑)
(しかし、樋上先生はハンバーガーが似合うなぁ。)
「おなかも満たされたところで、同意書を書いていただいている医師とのアポイントの時間が近づいてきたので、そろそろ出発しましょう。」
レイス治療院 大阪みなと店がオープンしました!!!
健康コラム:台風が来ると体調が悪くなる?!片頭痛、むくみ、だるさの原因とは?
台風が近づくとなんだか体調が優れない。雨が続くと頭痛がする。
いつもより足のむくみがひどい気がする・・・。そんなお悩みありませんか?
実は天気が悪いと起こる不調には、ちゃんとした理由があるのです!今回は、その体調不良の理由と対策をご紹介致します!
どんな不調が起こる?(症状)
天気が崩れる数日前から、様々な体調不良が起こり「あ、もうすぐ雨が降るな・・・」と感じる方もいらっしゃいます。雨が降ると古傷が痛む、頭痛が起こるなどの症状がよく挙げられますが、他にも下記の症状が現れます。
症状やその強さは人によって様々ですが、中には気象病をきっかけに脳卒中・心臓病などの命に関わる病気を引き起こすこともあると言われています。
なぜ体調不良が起こる?(原因)
気象による体調不良には様々な原因があると言われています。今回はその一部をご紹介いたします。
1)気圧の変化
私たちの身体は、常に外からの圧を受けています。しかし、天気の悪い日は外からの圧(気圧)が低くなり、体内の血管が膨張してしまいます。血管の膨張によって、あのズキズキのした頭痛が起こると言われています。
また、耳の鼓膜の奥にある内耳と呼ばれる器官には、気圧の変化を感知するセンサーがあるといわれています。この内耳で感知した気圧変化の情報が脳に伝わり、身体を調整します。しかしこの内耳センサーが敏感な方や自律神経の乱れが普段からみられる方の場合、気圧変化で脳が混乱して、身体の不調として現れるのです。特に乗り物酔いしやすい方は内耳センサーが敏感なのではないかと言われています。
自律神経の乱れが起こると交感神経が活性化され、身体の痛みを感じる神経が高ぶります。そのため、古傷が痛んだりいつも以上に腰の痛みを感じてしまうのです。
2)湿度
人間の身体は60%以上が水分でできています。健康な成人の場合、尿や皮膚からの蒸発などで1日に約2.5リットルの水分が排出されると言われています。
しかし、湿度が高いと水分の排出がうまくいかず、体内に余分な水分を溜め込んでしまうようになるのです。これが、雨や湿度の高い日におこる「むくみ」の原因と言われています。
3)酸素の不足
天気が悪く低気圧になると、いつもより少し酸素が薄くなります。酸素不足といっても、自身では気がつかない程度ですので呼吸がしにくいといったことはありません。
しかし、もともと頭痛持ちの方が微妙な酸素不足や気圧変化の影響を受け、ひどい頭痛が起こる原因となります。この微妙な酸素不足に身体が敏感に反応し、吐き気・倦怠感・頭痛・めまいなどが起こるのではないかと言われています。
上記のように、天気が悪い日の環境の変化に身体が上手く対応できず、体調不良として現れると言われています。特に台風の日は、変化が急なため気象病を起こしやすいのです。
気象病の対策・予防法
毎回、天気が悪くなるたびに体調が悪くなるのも困ったものです。ここでは、気象病を和らげる為にはどうすればいいのかをご紹介致します。
1)ぬるめのお風呂に浸かる
お風呂に浸かることで、汗をかき余分な水分を排出してくれます。特にむくみがひどいときは、身体をほぐしてあげるようにマッサージを行いましょう。
また、ぬるめのお湯にゆっくり浸かることで、自立神経の乱れを整えて心身をリラックスさせてくれます。
ただし、頭痛に種類によってはお風呂に浸かることで症状がひどくなることもありますので、自身の体調を見極めて入るようにしましょう。
2)耳マッサージを行う
・耳をつまみ、上下・横に5秒程度軽く引っ張ります。
・軽く引っ張りながら優しく5回程度回していきます。
・手のひらで耳を包み、温めながら円を描きます。
上記の耳マッサージは内耳のセンサーが敏感な方に効果があるようです。
乗り物酔いしやすく、気象病に悩まされている方は試してみると良いかもしれません。
3)ツボ押しを行う
自律神経を整えるツボとして有名な手首にある「内関」や、耳の後ろにある頭痛を和らげる「完骨」などのツボ押しも良いとされています。
「内関」と「完骨」の詳しい場所は下記リンクをご覧ください。
■ 内関 https://leis.jp/news/tsubo_naikan/
■ 完骨 https://leis.jp/news/tsubo_kankotsu/
4)普段の生活で気をつける
あまり外出をしなかったり、日中空調が整えられた部屋にいることが多い方は環境の変化に上手く対応できず、気象病を起こしやすいと言われています。部屋にいるときでも、1日に何回か換気をし普段から環境の変化に身体を慣れさせることが大切です。
5)自律神経を整える
自律神経の乱れは、気象病の原因となります。普段から、日光を浴びる・軽い運動をする・規則正しい生活を送るなど自律神経を整える生活を行うことが大切です。
また、ストレスも自律神経の乱れの原因となります。ゆっくりリラックスする時間をとるようにしましょう。
いかがでしたか?
「天気が悪い日はなんとなく体調が悪い。」にも様々な原因があるのです。ご紹介しました対策・予防法以外にも様々な方法がありますので自分に合った方法を探してみましょう!
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9月10日(日)帝京平成大学(池袋キャンパス)にて
「医療・介護福祉従事者のためのヘッドケア特別講座」を一般社団法人 国際ホリスティック・ヘッドケア協会(以下、IHHA)が開催いたします。その講座にレイス治療院も協賛企業として参加しております。
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今回の講座は鍼灸マッサージ専門誌「医道の日本8月号」にも掲載しております。
(※医道の日本では「ヘッドマッサージ特別講座」と記載されています。)
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なお今回の特別講座は、全国各地で開催を予定しております。
詳細につきましては上記PDFをご覧いただくか、レイス治療院本部 03-6274-8328(担当:平山)までお問い合わせください。
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